前田健太がメジャー初の代走出場「走れる人を使いたかった」と指揮官

右二塁打で一塁から三塁に悠々セーフ、地元ファンは大歓声

右二塁打で一塁から三塁に悠々セーフ、地元ファンは大歓声

 一塁走者となった前田の“快足”が見られたのは、アットリーの打席だった。この日6安打だったアットリーが右翼に二塁打を放つと、一塁から一気に飛ばした。あわよくば本塁を目指そうと脇目もふらず走ったが、三塁ベースを回ったところで、ウッドワード三塁コーチら「止まれ」のサイン。慌ててストップした前田だが、その快足ぶりに再び地元ファンから大歓声が上がった。

 結局、ドジャースは8回に追加点を奪えずに延長戦に突入。10回に最後の野手テイラーを代打起用しても決着がつかなかったため、13回には先発カズミアが代打出場した。だが、14回に2点を勝ち越されて万事休す。2連敗した。

 今回の代走出場で快走した前田が、今後も代走起用される可能性は十分にある。打席では、すでに本塁打は記録しているものの、二塁打、三塁打はゼロ。だが、その韋駄天ぶりを発揮して、今季中に長打はもちろん、盗塁を決めることも夢ではなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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