新しい応援文化生み出したロッテ、高校野球にも応援歌が浸透中!?
新しい応援文化生み出したロッテ、その出発点は…
この応援スタイルは1995年、ボビー・バレンタイン監督就任と同時に誕生。応援団のトランペットに合わせてメガホンをたたくそれまでの応援とは違い、手拍子と一体感のある声で応援するサッカーのサポータースタイルの応援を確立した。他にもレプリカユニホームの着用、ゲートフラッグなど、ロッテは新しいプロ野球の応援文化を生み出していく。
高校野球の応援にロッテの応援が取り入れられるようになった要因はいくつか考えられる。2005年、2010年と2度日本一になるなどロッテの試合が見られる機会が増えたこと。動画サイト「YouTube」や「パ・リーグTV」の普及。そして、楽譜付きの吹奏楽アレンジ応援歌集が昨年球団から発売されたことなど。
ロッテの応援を高校野球でよく聞くようになったのは6年前だっただろうか。
東東京大会のとある球場で応援を仕切る野球部員が「次、スピードスターな」と声を掛ける。すると聞こえてきたのは当時ロッテの1番バッターだった西岡剛選手(現阪神)の応援歌だった。さらにロッテファンの間で盛り上がる応援歌とされてきた2010年から使用されていた神戸拓光氏の曲も聞こえてきた。