各ポジションで選出、広島首位ターンのセ・リーグ前半戦で際立った選手は?
「神ってる」鈴木、筒香も安定した打撃披露
【外野手】
〇広島・鈴木誠也
73試合出場、打率.323、12本塁打、48打点
打率リーグ2位、本塁打リーグ9位、打点リーグ10位。出塁率.386はリーグ6位、10盗塁はリーグ6位タイだ。6月17日からのオリックス3連戦(マツダスタジアム)でサヨナラ、サヨナラ、勝ち越しと3試合連続V弾。緒方監督から「神がかってる」と称賛される打撃を見せた。本塁打が出た試合では11戦全勝。セ・パ交流戦では「日本生命賞」を受賞した。
〇DeNA・筒香嘉智
78試合出場、打率.308、22本塁打、57打点
開幕から主に4番として、打率リーグ8位、本塁打リーグ2位、打点リーグ4位と好成績。リーグ3位の得点圏打率.364と勝負強さを発揮した。1試合2本塁打を4試合で記録。自身初の30本塁打、100打点超えに期待がかかる。侍ジャパンの主軸としても期待大だ。
〇中日・ビシエド
87試合出場、打率.289、19本塁打、59打点
打率こそリーグ15位だったが、本塁打リーグ3位、打点リーグ3位。開幕から新外国人として初となる3試合連続アーチを放ち鮮烈デビューを飾り、3、4月度の月間MVPを獲得した。6月は打率.184と低迷したが、7月は打率.432と巻き返しつつある。
選出外となったが、投手では巨人・菅野智之は防御率1.58でリーグ唯一の1点台。5完投、投球回119回1/3、116奪三振はいずれもリーグトップだ。ただ、援護率2.81と低く、6勝4敗にとどまっている。広島のジョンソンはリーグ2位の防御率2.05と安定した投球。開幕からの16試合すべてでクオリティースタートを達成している。
野手では広島・菊池涼介はリーグ7位の打率.310、リーグ5位の得点圏打率.354。リーグ 8位の出塁率.384、リーグ2位の18盗塁を記録した田中広輔と共に強力1、2番コンビを組んだ。阪神・福留孝介はリーグ5位の打率.318をマーク。6月25日の広島戦(マツダスタジアム)では日米通算2000本安打を達成した。DeNAの2年目・倉本寿彦がリーグ6位の打率.316をマーク。ヤクルト・バレンティンはリーグ7位の16本塁打、リーグ5位の57打点と、まずまずの成績を残している。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count