【日米大学野球】侍J大学代表、3大会ぶり完封負け 東大・宮台ら投手陣健闘も打線が沈黙
1番打者・佐藤拓也が猛打賞、9回も二塁打で出塁するも0-1で惜敗
第40回日米大学野球選手権第3戦が15日、東京・明治神宮球場で行われ、日本代表は0-1で敗れた。日本代表が完封負けするのは、2009年第1戦以来3大会ぶりのこと。第1、2戦と制したロースコアの戦いで、この日は敗れた。
3連勝での優勝が懸かったこの日、日本代表の先発を務めたのは、33年ぶりに東大から選ばれた左腕・宮台康平だった。初回は先頭に四球を与え、盗塁などで2死三塁とした直後、再び四球で歩かせて2死一、三塁としてしまう。ここで横井人輝監督がマウンドへ。直後、5番ハリソンと対峙した宮台は、初球で自己最速150キロをマーク。伸びのある速球で空振り三振を奪い、難を逃れた。
失点したのは3回だ。先頭フリードルに一塁バント安打で出塁されると、二盗を許して無死二塁。ここで2番ケンドールに左翼線へ二塁打され、先制点を献上してしまった。1死を奪った後、4番バーガーの打席で三盗されて1死三塁。バーガーを146キロ速球で見逃し三振に仕留めたが、ここで降板となった。
マウンドを継いだのは、サイドスローの水野滉也(東海大北海道)。独特のフォームから繰り出される米国打線のタイミングを外し、3回を無失点に抑える好救援をした。6回2死からマウンドに上がった3番手・濱元航輝(神奈川大)も3回を無失点救援。4番手・吉川峻平(関西大)も1/3回をピシャリと抑えた。日本の投手陣は合計16三振を奪った。
打線は、米国先発マクケイと2番手レンジの緩急を生かした投球を打ちあぐね、初回に先頭佐藤拓也(立教大)が中越え二塁打を放った後は、6回2死まで再び佐藤が中前打するまで無安打。9回にも1死から佐藤が3安打目となる右翼線二塁打を放ったが、他の打者から快音が響くことはなかった。
第4戦は16日静岡県草薙総合運動場野球場で行われる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count