イチローの高度な打撃技術に米解説者が脱帽 「まるでテニスをしてるよう」

打撃技術には脱帽の声、「彼はボールを好きなところに飛ばせる」

 イチローはこの打席、左腕シーグリストの7球目の速球を捉え、ライナーでセンター前に運ぶ。実況は「3000本まで残り9本です。彼は42歳ですが、3000安打のためにしがみついているような選手ではないのです。彼は現在最も生産性の高いベンチプレイヤーの1人です」と絶賛。衰えを感じさせないメジャー最年長野手について、第4の外野手ながらチームへの貢献度もメジャー随一だと指摘した。

 エドモンズ氏も高度な打撃技術について解説。「アイ・ハンド・コーディネーションはあたかもテニスをしているかのようです。ボールを好きなところに飛ばせます」。目と腕の反射的な連動性の高さを特筆し、テニスプレイヤーのように自由自在に打球のコースを操る技術を誇ると驚嘆していた。

 ヒットで出塁したイチローは、プラドのタイムリーで同点のホームを踏み、逆転勝利に貢献。マーリンズは後半戦白星スタートで、4連勝とした。プレーオフ進出を目指すチームで貴重な働きを続ける42歳の活躍は、敵地でも高く評価されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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