首位広島にまた大きな戦力 大瀬良が復帰へ、緒方監督は「キーマン」に指名

週明けにも1軍登録、カープの首位独走に拍車がかかる?

 セ・リーグの首位を独走する広島にまた一人、大きな戦力が戻ってくる。大瀬良大地投手がオールスターブレークの間にチームに合流。キャンプで右肘痛を発症し、出遅れていた2014年の新人王は間もなく今季初めて1軍登録される見込みだ。

 2013年ドラフト1位で広島入りした大瀬良は、ルーキーイヤーに10勝8敗の成績で新人王に輝いた。昨季は開幕前に侍ジャパンにも選出。開幕当初は先発ローテーションで回ったが勝ち星に恵まれず、チーム事情もあって6月から中継ぎに転向。結果51試合に登板し、3勝8敗2セーブ20ホールド、防御率3.13だった。

 3年目の今季は先発に再転向。ポスト前田健太(現ドジャース)の1番手として大きな期待を集めていたが、キャンプで右肘を痛めて無念の離脱。当初は4月中の1軍復帰が予定されていたが、慎重に調整を進めた結果、後半戦までずれ込む形になった。

 2軍戦では5試合に登板。25回1/3を投げて11失点(自責9)で防御率は3.20。球速も140キロ台の後半まで戻ってきた。

 緒方監督が後半戦の「キーマン」として名前をあげた存在。週明けからの6連戦のどこかで登板する可能性が高い。後半戦、遅れを取り戻すような活躍を見せたなら、カープの独走に拍車がかかることになる。

 6連戦が続く後半戦のローテはジョンソン、野村、黒田、岡田、戸田、大瀬良の6人で回していく見込みだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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