日米大学野球で夢が目標に…侍J大学代表投手陣支えた小さな大捕手・森川大樹
プロ野球が「はっきりとした目標に」
侍J大学代表には欠かせない存在となったが、「まさか選ばれるとは思わなかった」という。日本を代表する選手が集まる場。レベルと意識の高い選手が切磋琢磨し、互いの持つ力を高め合う経験は何物にも代え難い。メジャー予備軍がそろう米国代表と戦ったことも、今後の野球人生に大きく役立つ。「こういう舞台に来られて、本当によかったと思います」と、侍ジャパンで過ごした日々を噛みしめた。
日米大学野球を戦い抜いたことで、“プロ野球選手になりたい”という夢が目標に変わった。
「今までは『なりたいけど、ちょっと厳しいだろうな』と思っていました。でも、みんなと一緒にこの大会を戦って、頑張ればできる気がしてきた。夢だったのが、はっきりとした目標になりました。目標を達成するための課題も、キャッチングであれ、リードであれ、打撃であれ、具体的なものが見えてきた。今後の野球人生につながる大切な経験です」
暇があれば、YouTubeで日本プロ野球やメジャーリーグの映像を見るという根っからの野球好き。楽天の嶋基宏のような頼れる捕手を理想像に描きながら、目標に向かって歩み続ける。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count