神様、仏様、タナカ様? 田中将大の先発試合は驚きの勝率7割超え!

連敗を止めて後半初白星もたらした右腕に米メディア「タナカは巨大な存在」

 後半戦初先発となった17日(日本時間18日)本拠地でのレッドソックス戦で、6回を3安打7奪三振1失点(自責1)と好投し、今季7勝目(2敗)を飾ったヤンキースの田中将大投手。宿敵レッドソックスを相手に2連敗していたチームに勝利をもたらした右腕は、初回にペドロイアに一発を浴びながらも、尻上がりに調子を上げる好投を披露した。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」では、田中のこの日の活躍を「タナカ・タイム」と題した記事にまとめ、興味深い事実を紹介している。

 エースが6回を好投し、7回からはベタンセス→ミラー→チャップマンの“勝利の方程式リレー”で白星を飾ったヤンキースは、後半戦最初のカードを終えて、45勝46敗と借金1の状態だ。だが、今季田中が先発した19試合を見てみると、ヤンキースは14勝5敗の好成績だという。現在メジャー最高勝率のジャイアンツ(.613)と比べても、勝率.737がいかに高い数字かわかるはず。さらに、田中以外の先発投手が投げた72試合は、31勝41敗、勝率.431と大きく負け越し。「田中は巨大な存在。それほど驚きではないかもしれないが」と、プレーオフ進出の道に希望をつなぐエースの奮闘を称えた。

 球宴休みをはさんだため、この日は前回登板から中6日を空けての登板となった。次回はローテーション通りならば、22日(同23日)に本拠地で行われるジャイアンツ戦となる。この日まで、中4日で臨んだ8試合は1勝2敗、防御率5.33といまいち奮わないが、先発試合のチーム勝率7割超えというデータを味方に、なんとかチームに白星をもたらしたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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