ようやく先制されても勝った! SB工藤監督「こういうゲームを続けていけば」
10勝目の和田を称賛、「3つしか負けてないことが信頼に価する」
ソフトバンクが5-2で勝ち、ライオンズとのカード初戦をものにした。2回に1点を先制されながら3回に同点、5回には今宮健太のソロ弾で勝ち越し、6回には3点を追加してライオンズを突き放した。7月に入ってから先制された試合は7連敗中だったが、ようやく粘りの逆転勝利。工藤公康監督は、まず先発・和田毅の好投を称えた。
「全体的には7回2失点だから良かったと思う。狙い球を外したり、緩急をつけたりしたのが良かったんじゃないかな。(和田は)今日で10勝目だが、3つしか負けてないことにもっと注目してほしい。ここまで1人で7つの貯金を作っているわけだからね。負けないことが大事。10個の勝利をチームに呼び込みながら3つしか負けてないのが信頼に価するところだよね」
7月に入って5試合の零封負けを喫するなど、元気のなかった打線もこの日はうまく繋がった。3点を奪った6回には、先頭で二塁打を放った長谷川勇也に即座に代走・福田秀平を送り込み、松田宣浩の適時打の後は中村晃に送りバントのサインを出すなど(結果は二塁ゴロの進塁打)、勝ちへの執念を見せた。