“三度目の正直”で200勝達成 広島黒田が明かした記念すべき一勝の意味

7回無失点の好投で「節目の勝利」、記録達成も「まだ大きな目標がある」

 22日の阪神戦に先発した広島の黒田博樹が、7回無失点で今季7勝目を挙げた。日米通算200勝という記念すべき一勝を「節目の勝利」という黒田は「200勝というより、僕自身が連敗していたので勝ててよかった」と、“三度目の正直”に安堵した様子だった。

 200勝に王手をかけた後、金沢と広島での2試合で足踏みした。「数字よりも、盛り上がってくれるお客さんのプレッシャーの方が強かった」という地元での2度目の挑戦で、7回無失点と完璧な投球で期待に応えた。

 初回から先頭打者にヒットを打たれ、2死一、二塁とピンチを作った。「先制点を取られると雰囲気が悪くなるので慎重にいった」という黒田は、内角へのシュートでゴメスのバットをへし折り、無失点で切り抜けた。

 その直後にルナの3ランで先制し、3回にも丸、新井などのタイムリーで4点を追加。7-0と一方的な展開となった。「点差が開くと、どうしてもピッチングが雑になるので気をつけた。いつものことだけど、石原が相手のバッターを観察しながらいいリードをしてくれた」と相棒に感謝した。

「最低でも7回は投げたいと思っていた」という言葉通り、7回無失点でマウンドを降りた。「今日は外から、内からと、色々なボールが使えた。そこが大きかった」。左打者の内角球で見逃し三振を奪うなど、今季自己最多の9奪三振を記録した。

 降板時には緒方監督と握手し、「いつもと同じ。ナイスピッチングと言われた」という黒田。記録達成に「ハメを外しすぎないように」と笑ったが、「まだ大きな目標があるし、次の登板がすぐ来るので、そこに向けてしっかり準備するのは同じ」と気を引き締めた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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