巨人マイコラスが今季初勝利 昨季からの連勝を12に伸ばす

7回2安打1失点の好投、打線は15安打9得点と爆発

 巨人のマイルズ・マイコラス投手が24日のDeNA戦(横浜スタジアム)に先発し、7回2安打1失点の好投で、今季初白星をマークした。ヒーローインタビューに応じた右腕は「もう少し早く(勝利が)できればよかったけど。チームに戻ってきて、常に100パーセントで投げられるようにと考えていた。チームに貢献することができてよかった」と落ち着いた様子で話した。

 本来の助っ人右腕の姿に戻ってきた。力強い直球に緩いカーブを交えて、相手打線を翻弄。2回にロペスに一発をくらったが、危なげない投球だった。「強い打球を取ってくれた味方の守備にも助けられたのでよかった。自分としては四球減らしたい」と反省と感謝の言葉が飛び出した。

 最高勝率のタイトルを獲得した昨季は登板した試合、11連勝でシーズンを終えた。今年も登板した試合で黒星はついていない。連勝記録は12に伸びた。

「負けたくはないので、そういう意味ではよかった。野手のみなさんがいっぱい打ってくれたおかげです」

 打線は今季初の4番に座り、3打点だった阿部を中心に、1イニング3本塁打、7連打を含む15安打、9得点と活性化。今年はなかなか見ることができない理想的な試合運びだった。

 先発ローテーションで勝利が計算できるのはエースの菅野のみ。若手の田口も頑張ってはいるが、マイコラスが帰ってきたこと、打線が奮起したことは大きい。3位・DeNAとのゲーム差を1.5に広げた。26日からは首位・広島との3連戦(岐阜・京セラドーム大阪)を迎える。勢いそのままに広島にぶつかっていけるか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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