名門の歴史に名を刻む田澤純一 あと4登板でRソックス歴代トップ5入り

リリーバーとして282試合に登板、5位のラダッツまではわずかに「4」

 レッドソックスの田澤純一投手は今季もチームのブルペンに欠かせない存在となっている。右肩違和感による故障者リスト(DL)はあったものの、ここまでチーム3位の37試合に登板(1位は上原浩治の39試合、2位はバーンズの38試合)。1勝1敗、防御率3.41の成績を残している。

 そして、伝統ある球団の中でも、これまでの実績は光っている。レッドソックスの日本語公式ツイッターアカウントでは、田澤投手がリリーバーとして282試合に登板してレッドソックス史上6位となっていること、歴代5位のディック・ラダッツの286登板、歴代4位のマニー・デルカーメンの289登板に迫っていることを報告している。ラダッツまではあと4登板と、トップ5入りは時間の問題だ。

 田澤はレッドソックスでメジャーデビューを果たしてから、286試合に登板。そのうち4試合が先発で、リリーバーとしては282登板となっている。リリーバーとして球団史上最多を記録しているのは、ボブ・スタンレーの552登板。2位はジョナサン・パペルボンの396登板、3位はマイク・ティムリンの394登板で、その下にデルカーメン、ラダッツ、田澤と続いている。

 2013年にはセットアッパーとして世界一に貢献した田澤。昨年まで3シーズン連続で60試合登板も果たし、今季も継続される可能性は高そうだ。その奮闘ぶりが取り上げられる機会は決して多いとは言えないが、名門レッドソックスの歴史に名を残す投手として、黙々と自らの役割をこなしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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