総領事も認めるイチローの“存在感”「日米の友好の意味も非常にある」

地元ファンの記憶に刻まれる1年に? 「我々にとってはありがたい存在」

 テニスの錦織圭、ゴルフの松山英樹ら、フロリダ州を拠点に活動している日本人選手について、岡庭総領事は「そういう人たちがいるということは、ある意味、日本の顔を見せるという意味もあるし、日本が存在しているということを宣伝してもらえる機会もあるので、我々にとってはありがたい存在ですね」と言う。特にマイアミでは、イチローの存在感が際立つ。3000安打へ向けて球団も大々的に宣伝しており、背番号51のヒットを目当てに球場に足を運んでいるファンも多い。

「(地元の人が)日本人に会ったことがなくても、テレビで(試合を)見て『日本人がいる』というのを見られるのは意味があると思います。日本車はもちろんどこに行っても見られるわけですが、日本人がどういう人かを知っている人はあまりいないので」

 まさに日本とマイアミの“架け橋”となっているイチロー。今季は3000安打という偉業に加えて、チームもプレーオフ進出へ熾烈な戦いを続けている。マーリンズファンの記憶に鮮烈に刻まれる1年となる可能性は十分。その中心に、伝説の日本人選手がいる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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