巨人“難敵”攻略、DeNA5割復帰、虎10打数連続H、オリ山田初勝利…27日プロ野球

ハム武田久2年ぶり登板、DeNA筒香7月13発目

 プロ野球は27日、各地で6試合が行われた。

 セ・リーグでは2位・巨人が3本塁打を含む先発野手全員13安打で広島に7-2で大勝。首位・広島と9ゲーム差に縮めた。難敵・ジョンソンから初回先頭の長野が今季初、通算8本目の先頭打者アーチ。3回は4番・阿部が6号2ラン、6回にはギャレットが右越え15号2ランを放った。投げては先発の田口が7回2失点で6勝目を挙げた。広島はジョンソンが今季ワースト4失点で今季最短4回KO。鈴木が7回に左越え14号ソロを放ったが、空砲。鈴木が本塁打を放った試合は入団以来18試合負けなしだったが、不敗神話もストップした。

 3位・DeNAは中日に2-0で完封勝ち。2連勝で4カード連続のカード勝ち越しを決め、借金完済した。4番・筒香が8回2死、大野から4試合ぶりの29号ソロ。7月13本目のアーチでリーグトップのヤクルト・山田に1本差に迫った。投げては先発のペトリックが6回途中3安打無失点で2勝目。守護神・山崎康は23セーブ目を挙げた。中日は5連敗で5カード連続の負け越しが決まった。

 阪神はヤクルトに9-0で大勝。3連勝を飾った。4回に原口の9号3ランなど球団新記録となる10打数連続安打の猛攻で9得点。投げては先発・能見が5安打8奪三振で今季初完封。6勝目を挙げた。ヤクルトは杉浦が4回途中7失点と炎上。2連敗で2カードぶりの負け越しが決まった。

 パ・リーグでは2位・日本ハムが西武に8-4で大勝し、今季最多の貯金23。首位・ソフトバンクと3・5ゲーム差に縮めた。1点を追う4回、中田の15号ソロで同点。さらに、岡の特大2号ソロで勝ち越した。9回は中田の適時二塁打、大谷の適時内野安打などで5点を奪った。投げては吉川が6回2失点で7勝目。9回は昨季中に両ひざを手術した武田久が2年ぶりの1軍登板を果たしたが、0回1/3で4安打2失点で降板した。28日は斎藤佑樹が先発する。敗れた5位・西武は3連敗で2カード連続負け越し。最下位オリックスと1・5ゲーム差となった。

 首位・ソフトバンクは楽天に2-6で敗戦。5回に敵失を絡めて1点差まで迫ったが、7回にウィーラーの19号2ラン、ペゲーロの適時二塁打で3点を奪われ突き放された。先発の東浜は4回途中3失点で4敗目を喫した。2位・日本ハムと3・5差となった。楽天は連敗を2でストップした。

 3位・ロッテは最下位・オリックスに1-3逆転負け。ナバーロを来日初の1番で起用。初回先頭で遊撃内野安打を放ち、先制点につなげたが、その後は打線が沈黙。先発・二木は6回2失点で7敗目。オリックスは3回に糸井の適時打で勝ち越し。先発の7年目・山田が7回途中1失点でプロ初勝利を挙げた。

【セ・リーグ】
◇巨人 7-2 広島(京セラドーム大阪)
勝 田口 6勝6敗
敗 ジョンソン 9勝6敗
HR【広】鈴木14号、【巨】長野6号、阿部6号、ギャレット15号

◇中日 0-2 DeNA(ナゴヤドーム)
勝 ぺトリック 2勝1敗
敗 大野 5勝5敗
S 山崎康 23セーブ
HR【De】筒香29号

◇阪神 9-0 ヤクルト (甲子園)
勝 能見 6勝8敗
敗 杉浦 1勝1敗
HR【阪】原口9号

【パ・リーグ】
◇楽天 6-2 ソフトバンク(Koboスタ宮城)
勝 西宮 1勝0敗
敗 東浜 6勝4敗
HR【楽】ウィーラー19号

◇西武 4-8 日本ハム(西武プリンス)
勝 吉川 7勝5敗
敗 ポーリーノ 0勝5敗
S 鍵谷 2セーブ
HR【日】中田15号、岡2号

◇オリックス 3-1 ロッテ(ほっと神戸)
勝 山田 1勝2敗
敗 二木 6勝7敗
S 平野 19セーブ

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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