PO争いとイチロー3000本へ―米メディア指摘、マ軍本拠地で「重要な4連戦」

29日からカージナルスと4連戦、「両方の意味で重要な4連戦になる」

 米CBSスポーツ(電子版)は27日(日本時間28日)、MLB球団の最新の「パワーランキング」を発表した。イチロー外野手が所属するマーリンズはプレーオフ進出に向けて好位置につけているが、順位を3つ落として30球団中で13位に。イチローの3000安打にも注目が集まる中、28日(同29日)からの本拠地でのカージナルス4連戦が「ビッグゲーム」になると指摘している。

 マーリンズは27日時点で55勝46敗のナ・リーグ東地区2位。首位ナショナルズとは4ゲーム差につけている。さらに、ワイルドカード争いでは進出圏内の2位と好位置。28日から4連戦で激突する中地区2位のカージナルスは、1ゲーム差の3位となっている。ここで3勝以上するようなことがあれば、有利になることは間違いない。

 また、イチローは27日の試合で出場機会なしの終わったものの、3000安打へ向けて残り3本。この4連戦が終わればシカゴ、コロラドと敵地での試合が続くため、本拠地で偉業達成となるか、注目が集まっている。

 パワーランキングの寸評では「ホームで迎えるカージナルス戦は、ワイルドカード争いとイチローの3000安打達成の両方の意味で重要な4連戦になる。本拠地を埋め尽くせ、マイアミ!」と言及。ファンに観戦を呼びかけている。

 マーリンズのマッティングリー監督は「多くの人が3000安打を、しかも本拠地で見たいと思っているのは知っているが、強引に達成させるつもりはない。彼にはチームにとって理にかなった形でプレーしてもらう」と話しており、イチローがどんな形で起用されるかがポイントとなりそうだ。

 また、ナ・リーグ西地区2位で、ワイルドカード争いでは1位の前田健太擁するドジャースは6位。上原浩治が離脱中も、田澤純一が奮闘中のレッドソックスは7位、ダルビッシュ有がDLから復帰したレンジャーズは10位、田中将大のヤンキースは14位、岩隈久志と青木宣親のマリナーズは16位となっている。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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