逆境でこそ燃える! 負けている展開で打率が上がるパ・リーグの打者は?
ビハインド時に出てくるのは相手投手は「勝利の方程式」担うリリーフエース級
栗山、内川、長谷川は、いずれも打撃タイトルを獲得したことのある実力者。田村に関しては4年目ながら打撃面で大幅な成長を遂げている。今季ここまで3割近い打率を残しており、打撃トップ10入りも十分可能な位置に付ける。チームのみならず、球界待望の「打てる捕手」の仲間入りを果たそうとしている。
点差にもよるが、一般的にビハインド時(相手のリード時)には各チームの「勝利の方程式」と言われている相手のリリーフエース級のピッチャーが登板することが多く、それを打ち崩すということは容易ではない。一時の勢いだけで打てるものではなく、確かな打撃技術がなければこのような数字を残すことはできないだろう。冒頭でも述べたが、ビハインドという困難な場面でより力を発揮し、結果を残しているということは数字以上に価値があると言える。
シーズンも90試合近くを消化し、残り約50試合となった。AクラスとBクラスがくっきり分かれてしまっている今季のパ・リーグだが、まだまだ最後まで結果は分からない。まさしく、チームの劣勢をバットで救ってくれる頼れる存在に注目してみてほしい。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬●文