代理人が語る2人の“安打製造機” イチローとグウィンに「多くの共通点」

イチローとグウィンは「チームのために真摯にプレーすることは似ている」

 ボッグス氏は、イチローと同じように“安打製造機”と呼ばれ、94年に打率.394をマークするなど通算3141安打を記録した故トニー・グウィン氏(パドレス)の代理人も務めていた。「3000安打はとんでもない偉業です。トニー・グウィンも達成しましたが、素晴らしい瞬間だった」と振り返る。当時も大記録を見届けるためチームと一緒に移動していたボッグス氏は、セントルイス、モントリオールと渡り歩いたそうで、「(イチローは)すぐに達成してほしいですね」と笑う。

 イチローとグウィンの共通点については「コンタクトヒッターで、とても安定していて、チームのために真摯にプレーすることは似ている。多くの共通点があります」と指摘。一方で、「イチローはよりスピードがあります。グウィンは怪我もあって守備で制限があったが、イチローには限界がない」と2人の違いについても言及した。

 27歳でメジャーのキャリアをスタートさせた選手が3000安打に到達すれば、まさに偉業。多くの人の期待を背負いながら、イチローがまた新たな歴史を刻もうとしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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