“ローズ超え”のユニも米野球殿堂に イチローは「色々な選手を想起させる」

殿堂の館長が改めてイチロー絶賛、日米通算安打数は「信じられない数字」

 マーリンズのイチロー外野手が、日米通算安打でピート・ローズのメジャー記録4257安打を超えた時に着用していたユニホームが、29日(日本時間30日)のカージナルス戦の前に米国野球殿堂に寄贈された。殿堂の館長を務めるジェフ・アイドルソン氏は、改めてイチローについて絶賛している。

 この日の試合でイチローは4打数無安打に終わり、残り2本に迫っているメジャー通算3000安打へカウントダウンは進められなかった。しかし、試合前にはメジャー史に名を刻み続けるイチローの貴重な“一品”が、マーリンズのデビッド・サムスン社長からアイドルソン氏に手渡された。イチローが“ローズ超え”の日米通算4257安打目を放った時に着用していたユニホーム、そして当日のラインナップ表だ。

 アイドルソン氏はその場で「4257安打というのは信じられない数字。新しい国にきて、新しい環境などの中で成し遂げたということはより感銘的です」とイチローの記録の重要性について指摘。その功績の大きさを改めて強調した。

 また、ニューヨーク州のクーパーズタウンにある野球殿堂には毎年、多くの人が訪れていることを明かした上で「イチローはより認知される存在となっている」と紹介。これまでも、2004年のシーズン262安打をはじめ、イチローが偉業を達成した時の道具などは多く寄贈されており、「現役では誰よりも取り揃えています。30から35個くらいでしょうか」と明かした。

 イチローは日米通算での“世界一”に続き、メジャー史上30人目の通算3000安打達成も目前。アイドルソン氏は「イチローは色々な選手を想起させます。トニー・グウィンであったり(ロッド)カルーであったり、(ロベルト)クレメンテのような肩でもありますね」と話し、「3000安打クラブはとても限られたグループ。29人しかいません。彼らの偉大さを考えてみればとても特別なものです」と、再びその偉大さを強調した。

 将来は自身も米国野球殿堂入りが確実と言われているイチロー。その名前は、特別な存在の1人として、すでにメジャーの球史に刻まれている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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