ロッテ守護神・西野が登録抹消へ、伊東監督が明かす「今の状態では難しい」

楽天に逆転負け喫し4連敗

 ロッテの伊東監督は30日の楽天戦の試合後、今季21セーブの守護神・西野勇士投手の登録抹消を明らかにした。

 試合は先発のルーキーの関谷が踏ん張り、打線も楽天のエース則本から2回に根元の2号2ラン、3回にデスパイネの適時打で序盤に3得点。久しぶりに打線が機能し、8回に1点差とされたが、その裏、鈴木が則本から執念の三遊間タイムリーを放った。

 この日は今季2度目の「BLACK BLACKクラシック」で、黒のセカンドジャージで埋まる今季最多30036人のファンも熱狂。勝利を確信させる試合展開となったが、西野が9回1死から甘いフォークを今江に中前打され、アマダーには2球目の真ん中高めのスライダーを左翼へ運ばれる同点弾を被弾。結局、延長11回、大谷が代打・島内に決勝点を許し、4-5で競り負けて今季2度目の4連敗となった。

「詰めが甘い。西野はずっとやられてる。肘の状態は良くないが、落とせないゲーム。ここまで頑張ってくれたが、今の状態では難しい。抑えて当然のところで、ダメージが大きい」と伊東監督。今後は肩痛で2軍落ちしたナバーロに続き、守護神が不在になる。西野に代わって、当分は益田をストッパーで起用する方針だ。涌井が先発する31日の楽天戦は絶対に落とせない非常事態になった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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