大谷翔平、野球の五輪復活に意欲「野球界を代表してプレーできるように」

五輪での“二刀流”は…「それは全然考えていないです」

 2020年の東京五輪で野球・ソフトボールが復活することが決まった。リオデジャネイロ五輪開幕を前に当地で開かれたIOC(国際オリンピック委員会)総会で追加種目として正式に承認された。

 野球競技で中心選手として活躍が期待されるのが、日本ハムの大谷翔平投手だ。東京五輪が行われる20年は26歳。野球選手として脂の乗るころに開催される。この日のロッテ戦前に報道陣の取材に対応した二刀流は、世界舞台での活躍に思いを馳せた。

「遠いようで短いと思う。はっきりとしたイメージはないですけど、自分が野球界を代表して、上でプレー出来るように頑張りたいと思います」

 投手では日本最速163キロを誇る球界のエース。打者では今季ここまで打率.353、14本塁打、39打点と急激な進化を見せている。大谷本人は「それ(五輪での二刀流)は全然考えていないです」と言うが、世界舞台での投打の活躍が期待させる。

 東京五輪での競技復活を目指すPR映像に巨人・長嶋茂雄終身名誉監督らと出演。野球競技復活を後押ししてきた。

「(追加種目に)選ばれる課程の取り組みも頑張ってきた。うれしく思います。WBCとはまた違う。(五輪での野球は)テレビで見ていたので、世界を相手に戦う憧れはあります。国を代表して戦うことがかっこよく見てました」

 自身が少年時代に水泳に取り組んでいたため、「水泳をやっていたので、よく見てましたし、体操の団体もすごかったのを覚えています」という。4年後には、すでにメジャーリーグへ移籍もしている可能性もあるが、五輪で大谷がどんなプレーをするのか。野球ファンとしては期待せざるを得ない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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