イチロー、史上30人目の3000安打達成! 16シーズンでの到達は史上最速タイ

米国出身者以外では4人目の偉業、チームメートと抱擁、ファンは総立ち

 マーリンズのイチロー外野手は7日(日本時間8日)、敵地でのロッキーズ戦で「6番・中堅」で8試合ぶりにスタメンに名を連ね、7回の第4打席にフェンス直撃の三塁打を放った。メジャー史上30人目の3000安打に到達。ついに偉業を達成した。イチローは6日(同7日)の試合で代打で三塁内野安打を放ち、2999安打として金字塔に王手をかけていた。

 歴史的瞬間が訪れたのは7回の第4打席だ。2ボールから左腕ラシンのカットボールを振りぬく。大飛球がライトへ飛んだ瞬間、観客は総立ちに。右翼のパーラがジャンプするも及ばず、ボールはフェンスに直撃した。イチローは一気に三塁に到達。福本豊氏の日本記録(115本)を抜いて単独1位となる116本目の三塁打で決めた。スリーベースでの3000安打達成は、ポール・モリターに続いて史上2人目となった。

 三塁に到達すると、スタンディングオベーションが沸き起こる。場内のスクリーンで偉業達成が紹介され、ベンチから一斉にチームメートが飛び出した。1人1人と抱擁するイチローの顔から笑みがこぼれる。最後はボンズ打撃コーチと固く抱き合うと、ヘルメットを掲げてファンの大歓声に応えた。グラウンド上ではロッキーズの選手も拍手を送っていた。

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