阪神15歳差バッテリーがリベンジ ドラ2ルーキー捕手も自信に

サイン迷って迷ってボークに、坂本「あれがなければ0点だった」

 15歳差バッテリーがリベンジを果たした。阪神・能見篤史投手が10日の広島戦(マツダスタジアム)に先発。6回2/3を6安打1失点で7勝目を挙げた。チームは1点リードの9回に2死満塁の絶対絶命のピンチを背負ったが藤川が何とか無失点で切り抜け連敗を3でストップ。3位・DeNAとのゲーム差を4に縮めた。

 37歳のベテラン左腕をリードしたのは22歳のドラフト2位ルーキー・坂本誠志郎だった。初回。1死から菊池、丸の連打で一、三塁のピンチを背負うと「僕が(サインを)迷ってしまった。あれがなければ0点だった」と坂本。能見はセットに入りかけたが一度止まり、2009年以来となるボークで先制点を献上。それでも「後半はよかった。広島はいい打線なので、球数をかけながら粘りました。4回以降は感じ良く投げることができました」と、能見は走者を出しながらもあと1本を許さない粘投を見せ、7回途中1失点の好投を見せた。

 前回バッテリーを組んだ7月19日の巨人戦(甲子園)では2回2/3、8安打6失点KO。再びチャンスが巡ってきた坂本は「前回のリベンジができてよかった。(フル出場は)自信になると思う。もっと経験していきたい」と目を輝かせていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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