ロッテ唐川が5年ぶり完封勝利 初回の大嶺翔の好守で「乗っていけた」

伊東監督も称賛「一番ホッとしているのは投手コーチ」

 ロッテの唐川侑己投手が11日の楽天戦で、2011年6月28日札幌ドームでの日本ハム戦以来、5年ぶりの完封勝利で5勝目を挙げた。完投も2014年9月以来で、故障者続出のブルペン陣にあって貴重な完封となり、「一人で投げ抜いてくれた。一番ホッとしているのは投手コーチだろう。テンポも間合いも良く、ピンチでも落ち着いて投げてくれた。先発で1イニングでも長く投げることが、チームを救うことになる」と伊東監督を喜ばせた。

 バックの好守備にも助けられた。初回2死一、三塁の場面では今江に140キロの内角直球を捉えられたが、昨年5月以来の先発で二塁に入った大嶺翔が二塁ベースの後ろで好捕してウィーラーを二塁封殺。抜けていれば確実に先制点を奪われていた。

「あの守備で乗っていけた」と唐川。ナインのバックアップに燃えて、カットボール、スライダーを有効に使い、2回1死一塁で当たりまくっている藤田を遊ゴロ併殺。4回はウィーラーから三者凡退で仕留めると、6回、茂木、ペゲーロの連打、内角を厳しくついたウィーラーには死球で一死満塁と最大のピンチを迎えるも、今江をカーブで遊飛、銀次を内角のカットボールで中飛で切り抜けた。

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