ここ一番で頼りになる41歳 ロッテ福浦、2000本へ「まだ先は長いが1本1本」

唐川を援護する先制打、「いいイメージが残っていた」

 ロッテのベテラン福浦和也内野手が11日の楽天戦の初回に貴重な先制点を叩きだし、唐川の5年ぶりの完封勝利を援護した。

 2死一、二塁の場面で、QVCマリンには極めて相性がいい楽天の先発・美馬から142キロのカットボールを中前適時打。「先制点が欲しい場面。チームに勢いがつくいいヒットが打てた。前回(7月22日)のいいイメージが残っていた」。コボスタ宮城で3打席連続安打の2打点と美馬を打ち込んだ感覚が幸いした。

 今季ロッテ打線は本拠地で美馬に苦戦。7月29日の前回登板でも7回まで散発5安打で得点が奪えず、この日初回の1点は何と美馬から17イニング目で初めて奪った得点だった。2000本にあと78本になって「まだ先は長いが、1本1本頑張っていきたい。(本拠地での)声援が打席で勇気を与えてくれる」と福浦。一塁守備でも難しいハーフバウンドを処理して併殺を完成させるなど、やはりここ一番、頼りになるのは今年41歳になるいぶし銀の存在だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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