ダルビッシュ、復帰6試合目で初勝利 7回途中4失点で2か月半ぶりの3勝目

自責2で5試合連続QS達成、右肩違和感からの復帰後初となる勝利投手に

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、6回2/3を5安打4失点(自責2)5奪三振1四球で3勝目(3敗)を挙げた。7点リードの7回に味方の失策も絡んで失点が増え、降板したものの、5試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以内)を達成。大量援護にも守られ、右肩違和感からの復帰後初となる白星を掴んだ。

 ダルビッシュは初回、2死から3番カブレラにライト前ヒットを許すも、続くV・マルティネスは速球で空振り三振。無失点でスタートを切ると、その裏にレンジャーズ打線はベルトレのタイムリー、ルクロイの3ランで幸先良く4点を先制した。

 直後の2回、ダルビッシュは2死一塁からマッキャンにタイムリーツーベースを浴びたが、続くロマインは二ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜ける。3回は先頭打者を死球で出すも、後続を落ち着いて打ち取り無失点。すると、その裏にはレンジャーズ打線が再びエース右腕を援護。ルクロイの2打席連続本塁打となる2ラン、モアランドにもソロ本塁打が飛び出し、3点を追加した。

 ダルビッシュは4回、先頭打者を四球で歩かせるも無失点。5、6回は3者凡退と快投すると、レンジャーズ打線は5回にはベルトランのソロで8点目を奪った。

 大量援護をもらったダルビッシュだったが、7回にタイガース打線につかまる。1死から遊撃アンドラスのエラーで元楽天マギーを出塁させると、続くマッキャンには2ランを浴びた。さらに、2死からキンズラーに二塁打を許す。球数が107球となり、ここで降板。本拠地のファンから「ユーイング」を浴びながら、マウンドを降りた。

 2番手は元ヤクルトのバーネットが登板するも、コリンズに2ランを浴びてしまう。これでダルビッシュの失点は4(自責2)に。しかし、後続は打ち取り、3点のリードは守った。

 レンジャーズは8回をジェファーズ、9回をダイソンと繋いで8-5で勝利。ダルビッシュに右肩違和感からの復帰後初となる白星がついた。ダルビッシュは7月16日(同17日)のカブス戦で故障者リストから復帰して5試合先発も白星がついておらず、勝利投手になったのは今季2試合目の登板だった6月3日(同4日)のマリナーズ戦以来、約2か月半ぶりとなった。

 この日は107球を投げてストライクは71球。防御率は2.77となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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