日ハム高梨、プロ初完封で7勝目 3安打6Kの快投で楽天則本との投手戦制す

6月2日から自身6連勝、「なんとか長い回を投げたかった。うれしいです」

 日本ハムの高梨裕稔投手が13日の楽天戦(コボスタ宮城)に先発し、プロ初完封で7勝目を挙げた。

 最速144キロのキレのある直球でテンポの良い投球を見せ、6奪三振無四球、3安打無失点。楽天エースの則本との投手戦を制し、6月2日のヤクルト戦(札幌ドーム)から自身6連勝となった。

 千葉・土気高では全国的に無名の存在だったが、山梨学院大で巨人、日本ハムで通算167勝を挙げた高橋一三監督(故人)の下で学び、才能を開花させた。2013年ドラフト4位で日本ハム入り。今季は6月上旬から先発ローテの一角として、ソフトバンクから3勝を挙げている。

 チームは連敗を2でストップ。試合後のヒーローインタビューで高梨は「本当に中継ぎの肩に迷惑をかけている。なんとか長い回を投げたかった。うれしいです。1戦1戦、チームに勝ちを付けられる投球をしたいと思います」と話した。首位ソフトバンクとは3ゲーム差のままだが、今季新人王の資格を持つ高梨が首位追撃へ貴重な存在となるに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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