SB千賀、気迫十分の快投で9勝目 「僕から始まった」連敗を6で止める

足がつり7回で降板も1安打投球、「とにかく絶対ゼロに抑えるんだと」

 ソフトバンク先発の千賀投手がロッテ打線を7回まで角中の1安打に封じ、気迫の投球で今季9勝目を挙げてチームの連敗を6で止めた。

 初回から150キロを超える速球と、キレのある変化球で翻弄。3回は細谷、田村、大嶺翔を3者連続三振。4回2死から角中に150キロの速球を中前に運ばれ、デスパイネを四球で歩かせたが、7回までわずか85球1安打7奪三振と圧巻の投球内容だった。

 落差の大きいフォークが武器だが、この日は縦のスライダーを有効に使い、ロッテ打線につけ入るスキを全く与えなかった。連敗のスタートは8月6日の千賀が先発した日本ハム戦だっただけに「僕から始まった。(味方打線の不振は)全く考えなかった。とにかく絶対ゼロに抑えるんだということしか。途中で足がつったので、中継ぎの2人にいいピッチングをしてもらった」。

 7回2死で福浦の一塁ゴロでベースカバーに入る際に、両足がつったため、リリーフに託して完封は逃したが、敵将のロッテ伊東監督も「年イチ」と評する最高の投球だった。

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