田中将大7回2被弾4失点も、新人2人の初打席初本塁打に助けられて9勝目
新人野手オースティンとジャッジがメジャー初打席で初アーチ連発
13日(日本時間14日)に本拠地でのレイズ戦に先発したヤンキース田中将大投手が、2被弾しながらも7回5安打8奪三振4失点(自責4)で、今季9勝目(4敗)を飾った。防御率は3.40。この日デビューした新人野手オースティンとジャッジが、2回の初打席で初本塁打を連発。この2発を含む5本塁打と爆発した打線に助けられて白星。チームは4連勝で、貯金を4とした。
この日はレイズ一塁ミラー一人にやられた。2点リードの4回1死まで打者10人を連続凡退に仕留める上々の立ち上がり。ここで三塁へのバント安打と右前打で1死一、三塁としたところで、ミラーに3球目スライダーを捉えられ、レフトへ逆転3ランを運ばれた。
さらに、味方が3点の勝ち越しに成功した直後の6回にも、2死からミラーに初球カットを右翼へ運ばれて1失点。この日失った4点は、すべてミラーによるものだった。
田中は7回を3者凡退に締めくくり、79球で降板した。7回まで投げきったのは、7月5日ホワイトソックス戦以来のこと。また、8月はこれまで3試合に投げて、まだ1つも四球を与えていない。
ヤンキースは、この日傘下3Aから昇格した期待の新人タイラー・オースティンとアーロン・ジャッジがデビュー。2回に迎えた初打席でまずはオースティンがライトポール際に初アーチを放つと、次打者ジャッジはセンターへ特大アーチ。米スポーツ専門局「ESPN」電子版によると、デビュー戦の初打席で同じ球団の新人2人が本塁打を連続で打ったのは、メジャー史上初の出来事だという。
4連勝を飾ったチームは、地区4位ながらも貯金を4に増やした。ベテランを放出し、新人起用に切り替えたヤンキースだが、ひょっとしたらプレーオフ進出争いで台風の目になるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count