ダルビッシュ、ピンチ凌いだ7回に真価 指揮官絶賛「大きな流れを生む回」
バニスター監督、右腕の成長につながる瞬間と指摘「今後につながる重要な回」
17日(日本時間18日)に本拠地でのアスレチックス戦に先発し、今季4勝目(3敗)を挙げたレンジャーズのダルビッシュ有投手。右ひじ靱帯再建手術から復帰後最長となる8回途中を投げ、8安打9奪三振2失点の好投を披露した。2被弾しながらも大崩れしない右腕を、打線が効率いい得点で援護したこの日。レンジャーズのバニスター監督は、1死一、三塁のピンチを無失点に切り抜けた7回を大いに評価している。地元紙「フォートワース・スターテレグラム」電子版が伝えている。
初回先頭クリスプに先頭打者弾を許した右腕は、4回に捕手ルクロイが同点弾で援護するも守り切れず、再び5回にソロ弾で1点勝ち越される。直後の攻撃で今度はデズモンドの2点適時打で逆転に成功。ここで打線の援護を守り切れるか。ダルビッシュの真価が試される場面となった。
6回は順調に3者凡退とするも、迎えた7回に先頭から2連打などで1死一、三塁のピンチを迎える。1打同点の場面。まずはマンシーを空振り三振に仕留めると、打席に迎えたのは先制弾を許したクリスプだった。フルカウントからの6球目、95マイル(約153キロ)の外角フォーシームで空振り三振に斬ると、1点リードを守った右腕はマウンド上で大きく吠えた。