上原、田澤のレッドソックスが元守護神パペルボンを獲得か? 米紙報じる

ブルペン手薄のレッドソックス、ナショナルズ解雇の右腕に食指

 現在、ブルージェイズ、オリオールズと共に、熾烈なア・リーグ東地区首位争いを繰り広げているレッドソックスが、元守護神ジョナサン・パペルボン投手の獲得に食指を動かしていると、複数の米メディアが伝えている。

 パペルボンと言えば、かつてはレッドソックス不動の守護神だった右腕。2007年には53セーブを挙げ、ワールドシリーズ優勝の大きな原動力となった。だが、フリーエージェント(FA)となった2011年オフにフィリーズに移籍。公然としたチーム批判などが続き、昨年途中でナショナルズへトレードされていた。が、ナショナルズでもスター打者ハーパーをいざこざを起こすなど不協和音の元になり、今季は2勝4敗19セーブ、防御率4.37と成績が振るわず、8月13日に解雇され、FAとなっていた。

 エキセントリックな言動が取り沙汰されやすい右腕だが、多少の衰えは見えるものの、中継ぎ投手としてはまだまだ働ける。プレーオフ進出を目指すチームにとって、中継ぎ投手はいくらいても足りないもの。どのチームがパペルボン獲得に乗り出すか注目されていたが、どうやら古巣レッドソックスが接触を図ったようだ。地元紙「ボストン・ヘラルド」電子版によれば、レッドソックスのファレル監督はパペルボンと連絡を取ったことを明かし、「もし実現すれば(本拠地フェンウェイパーク)さらなるアドレナリンが加わり、盛り上がるだろう」と獲得に意欲を見せたという。

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