日ハム栗山監督、-0.5差で迎えるSB戦へ必勝誓う 「喜べないと意味がない」

勝率で1厘差の珍現象で天王山へ、「やられたら、また練習すればいい」

 日本ハムの栗山英樹監督が、19日から始まるソフトバンクとの首位攻防戦へ向け、「どっちが勝ちたいか。やられたら力がないと思って、また練習すればいい。よくやったという姿を見せたい」と意気込んだ。

 18日のオリックス戦(札幌ドーム)は、同点の3回に4番・中田の勝ち越しの適時二塁打など4安打3得点。投げては抑えから先発転向した増井が8回途中1失点で、先発では6年ぶりの先発勝利を挙げた。理想的な勝ちっぷりだったが、栗山監督は淡々と喜んだ。

「昨日までのことも明日も考えていない。今日できる準備をして、やり尽くせたか。今日は何とか増井を勝たせたかった。先発で勝つことに意義がある。苦しければ苦しいほど、主役(中田、陽岱鋼)の頑張りが大事。頑張ればチームは勝ちやすくなる」

 チームは今季4度目の同一カード3連勝を飾り、貯金を今季最多25とした。勝率1厘差でマイナス0.5ゲーム差の珍現象となった首位・ホークスが3連敗と沈む中、今季3度目の5連勝で勢いに乗って、首位決戦に臨む。

「去年は悔しい思いをしている。(12勝7敗1分けのホークスとの)対戦成績も関係ない。(19日から)何が出来るか。頑張ってきたなら喜べないと意味がない。必死にやるだけ」

 一戦必勝スタイルを貫き、ホークスをとらえるつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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