岩隈久志、HQSの好投も8敗目 指揮官嘆く「もっと点を取ってあげたかった」

救援陣を休ませる好投、指揮官は責任感称賛「彼は終盤まで投げるべきと分かってた」

 マリナーズの岩隈久志投手は18日(日本時間19日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、7回7回6安打3失点(自責2)とハイクオリティースタート(HQS、7回以上を投げて自責2以下)の好投を見せたが、援護に恵まれず8敗目(14勝)を喫した。初回には味方の失策も絡んで2点を失う不運なシーンも。スコット・サービス監督は試合後に「もっと点を取ってあげたかった」と右腕をかばったという。地元紙「シアトル・タイムズ」が伝えている。

 岩隈は1点ビハインドの5回、1死からバンディにレフトへのソロを浴びた。2回から4回までは3イニング連続無失点の快投で味方の反撃を待っていただけに、痛い一発だった。マリナーズは直後の6回にクルーズがソロ本塁打。しかし、追いつくことは出来ず、岩隈は7回を投げ終えたところで降板。その後、救援陣が失点し、最後は打線が追い上げたものの、4-6で敗れた。

 マリナーズは、これが20連戦の7試合目だった。記事では、登板過多のブルペンでは3投手が使えない状況で、岩隈が長いイニングを投げる必要があったと指摘。サービス監督は試合後に「彼(岩隈)は今夜マウンドに上がった時、終盤まで投げるべきだと分かっていたんだ」と話したという。右腕が責任感を持って登板したことを感じていたようだ。

「そして彼は、いつもと同じように役割を果たしてくれた。我々はあと2、3点、彼のために取ってあげる必要があった」

 指揮官は岩隈を援護できなかった打線の出来を嘆いたという。

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