イチローは強肩外野手の代名詞!? 米メディア「彼の球は地を這うよう進む」

「イチローに対し、次の塁を狙うような馬鹿なランナーはいない」

 イチローが全米の度肝を抜いたのが、渡米1年目の「レーザービーム」送球。2001年4月2日にメジャーデビューを果たしたばかりの日本人外野手は、同11日のアスレチックス戦の8回1死一塁でライト前へのヒットをグラブに収めると、三塁へ矢のようなボールを投げ込んだ。まさに「地を這うような」ノーバウンド送球で、三塁を狙った一塁走者のテレンス・ロングを刺した。

 興奮した現地のアナウンサーが「レーザービーム」と絶叫した送球は、もはや伝説となっている。

「ビリー・ハミルトンやテレンス・ゴアを除いて、イチローに対し、犠牲フライでタッチアップを試みたり、次の塁を狙うような馬鹿なランナーはいない。イチローはメジャーで最も強い肩を持つ選手の一人なのだろうか」

 記事では、ハミルトンやゴアのような規格外の俊足を誇る選手以外に、イチローの肩に挑戦する選手はいないと指摘。42歳の現在もその肩は対戦相手の脅威となっている。

 主砲のスタントンが今季絶望となり、定位置の右翼を守る機会が急増している背番号51。近いうちに「レーザービーム」でチームを救う場面も出てきそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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