日ハム、天王山の3タテ阻止 栗山監督「自分たちの形を作れば勝ちやすい」
底力を見せて逃げ切り、前日救援失敗の左腕を称賛「さすが宮西という試合」
日本ハムの栗山英樹監督が21日、チームの底力を見せての逃げ切り勝ちを喜んだ。
首位ソフトバンクに前日までに2連敗。この日は引き分けるか、負けるかでソフトバンクの優勝マジック29が点灯する一戦だったが、4-2で逃げ切り勝ち。チーム力で同一カード3連敗を阻止し、栗山監督は少し表情を緩めた。
「開幕からずっと3タテだけは食らわないようにと思っていた。3つとられると大きなものとなってしまう。選手たちがよく頑張ってくれたと思う」
先発の加藤が6回4安打2失点と粘投。2点リードの8回は前日にリリーフ失敗した宮西が無失点でつなぎ、9回は守護神・マーティンとつなぐ勝ちパターンで逃げ切った。
「こっちとしては当たり前のように(宮西で)いっている。これだけプレッシャーのかかる試合で、さすが宮西という試合だった。うちは中継ぎで勝っていくチーム。自分たちの形を出せば勝ちやすくなる」