青木宣親が連日のマルチ、2安打1四球で2得点するも、チームは逆転負け

不調の打撃が次第に復調、8月月間打率は.368

 マリナーズ青木宣親外野手が21日(日本時間22日)本拠地でのブルワーズ戦に「1番・左翼」で先発し、前日の3安打に続く2安打のマルチ安打を決めた。1四球も記録して、2度ホームを踏んだ。チームは9回に4点を奪われ、6-7で逆転負けした。

 古巣ブルワーズとの対戦。好調バットが続く青木は初回から飛ばした。ブルワーズ先発ガーザからライト前安打。1点先制に成功した直後の3回無死一塁で迎えた第2打席では、相手失策に乗じて一塁到達。続くスミスの右前打で三塁へ達すると、カノの一ゴロの間に3点目のホームを踏んだ。

 2点リードの4回1死二塁では四球を選択した後、三塁まで進むと、4番クルーズの二塁内野安打の間に再び生還した。6回にもライト前ヒットを放ったが、逆転を許した9回の第5打席は二塁フライに倒れた。

 開幕当初は打撃不振で、メジャー初のマイナー降格も経験したが、7月に昇格後は好調が続く。特に8月は絶好調で、この日を終えて月間打率は.368。マルチ安打も5度記録し、そのうち4度が3安打だ。プレーオフ進出を狙うチームは、ワイルドカード争いでは2位オリオールズを1ゲーム差で追う展開。地区優勝争いは、首位レンジャーズに6ゲーム差つけられているが、届かない数字ではない。青木の1番打者としての働きが、終盤のチームに大きな影響を与えることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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