日ハム杉谷、「気合入った打席」で殊勲の決勝打 「ホークスを倒したい」

首位SBを猛追、「これからも一試合一試合、熱い思いで」

 日本ハムの杉谷拳士が24日、敵地ロッテ戦で殊勲の決勝打を放った。

 1番・近藤に代わり、7回の守備から出場。8回2死からレアードが南のフォークを左前打、市川が死球、中島卓が9球粘って四球と満塁のチャンスを作ったところで打席へ。「みんなで回してくれた。気合が入った打席になった」。初球のフォークに空振りしたものの、2球目の真ん中に入ってきた145キロのストレートをジャストミートし、右前に運ぶタイムリーで決着をつけた。

 電光掲示板にはソフトバンクが5-0と大きくリードする途中経過が表示されており、絶対負けるわけにはいかなかった。「めちゃくちゃ嬉しかった。ホークスを倒したい思いは全員ある。一日一日、必死で戦っている。これからも一試合一試合、熱い思いで戦っていきたい」とお立ち台で吠えた。

 昨年、陽岱鋼の故障で中堅、右翼で先発するなど穴を埋め、規定打席には到達しなかたものの、キャリアハイの2割9分5里をマークた。一塁ベース上で見せた派手なガッツポーズは、日ハムナイン全員の気持ちを代弁していた。
 

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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