SBが首位陥落、柳田のチャージに工藤監督「本人も捕ろうとしていったわけだから…」
9回にまさかの形で逆転を喫し「奇跡も起こればこういうことも起きる」
25日、ソフトバンクは楽天に5-7で敗れ、4月19日から守り続けてきた首位の座を日本ハムに奪われた。
同点の8回に長谷川勇也の勝ち越し打で1点をリードしたソフトバンクは、9回に代理守護神のスアレスをマウンドへ。スアレスは1死一、二塁とされ、ここで茂木栄五郎が放った打球に対してセンター・柳田悠岐がスライディングでの捕球を試みるも失敗。打球はセンター奥まで転がり、茂木のランニング本塁打となって一挙3点。9回裏も3人で攻撃が終了し、その瞬間に首位の座が入れ替わった。
試合後、工藤公康監督は「ふ~」と大きなため息をついた後「奇跡も起きればこういうことも起きるのが野球」と、つぶやくように口にした。
「(茂木のランニング本塁打について)捕れるかなという風には思ったけど…後ろに逸らすのがね。あれは前で止めてほしかった。ただ本人も捕ろうとしてスライディングにいったわけだから」