【高校野球】驚異の“座り投げ” 高校日本代表選出のいなべ総合・渡辺、送球のお手本は?

公式戦で“座り投げ”は初、お手本はメジャーNO1捕手

 スムーズな体重移動でのスローイングを元捕手のOBコーチから指導を受けていた。試合ではあまり使っていなかったが、俊足揃いの秀岳館を相手にして、闘争本能に火が付いた。公式戦で“座り投げ”は初の経験だった。

「動画で研究していました。メジャーリーグのモリーナの動画を見て、勉強しました」。カージナルスの正捕手として君臨し、8年連続ゴールドグラブ賞を受賞中の名手ヤディアー・モリーナらをチェック。メジャーNO1捕手を参考にして、その技術を磨いてきたという。

 渡辺はその強肩とリードが認められ、30日から始まるBFAアジア選手権のU-18日本代表メンバーに選ばれた。捕手は敗れた秀岳館の九鬼と2人だけ。実力のある捕手がアジアの頂点へとチームで引っ張っていくことになる。世界の舞台で“座り投げ”も見られるかもしれない。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY