広島M12、巨人連敗ストップ、SB武田12勝、日ハム大谷ブレーキ…30日のプロ野球

広島はCS進出確定、阪神藤浪1回7失点KO、楽天島内2本塁打

 プロ野球は30日、各地で6試合が行われた。首位・広島は本拠地でDeNAに快勝し、優勝へのマジックを12とした。打線は松山の先制2ランや丸の2本のタイムリー、安部の2ランなどで8点を奪取。先発ジョンソンが6回9安打を浴びながら2失点に抑えると、救援陣は今村と大瀬良が快投リレー。ジョンソンはリーグ単独トップの13勝目を挙げ、チームのCS進出が確定した。DeNAは6回に筒香が37号ソロを放つなど、1点差に2度迫るも、最後は突き放された。

 巨人はヤクルトに勝ち、連敗を5で止めた。初回に坂本の犠飛で先制すると、村田のタイムリーで追加点。ヤクルト山田が3回に同点タイムリーを放つも、村田がその裏に2本目のタイムリーとなる勝ち越し2点打を放った。5回には坂本のタイムリーで追加点。先発菅野は7回2失点で8勝目。巨人はエース右腕で連敗を止めた。

 中日は阪神に快勝した。初回に阪神先発の藤浪を攻め、森野、平田のタイムリーなどで3得点。さらに、杉山が満塁弾を放ち、一挙7点で早々に試合を決めた。阪神は原口のタイムリーなどで4回までに3点を返すも、中日は7回に堂上、杉山の適時打で突き放した。杉山は5打点の大暴れ。先発バルデスは5回3失点で6勝目を挙げた。阪神藤浪は自己最短の1回7失点でKO。自身初の10敗目を喫した。

 パ・リーグでは、首位ソフトバンクが西武に競り勝った。1点を追う3回に松田のタイムリーなどで3点を奪い逆転も、先発武田が6回までに同点に追いつかれる。しかし、7回に柳田の勝ち越しタイムリーが飛び出すと、長谷川の2ランで追加点を奪い、そのまま逃げ切った。武田は7回3失点で西武・岸に投げ勝ち12勝目を挙げた。

 2位日本ハムは楽天に完敗。2連敗で首位・ソフトバンクとのゲーム差は「0.5」に広がった。先発バースが誤算で、島内に先頭打者弾を浴びるなど初回だけで5安打3失点。1点差の5回には5者連続出塁を許して5点を失い、来日ワースト8失点で8敗目を喫した。打線は3番でスタメン出場した大谷翔平が再三のチャンスで凡退し、ブレーキとなった。楽天は島内が先頭打者弾を含む2本塁打の活躍。ウィーラー、アマダー、ペゲーロの助っ人陣も全員がタイムリーを放つなど存在感を見せた。先発・菊池は6回2失点で今季初勝利を挙げた。

 最下位オリックスはロッテに勝利した。1点を追う4回にT-岡田のソロホームランで同点に追いつくと、6回には吉田正の一発で勝ち越し。さらに、若月の2点二塁打で突き放した。西は6回4失点も8勝目。ロッテは先発スタンリッジが6回途中5失点と崩れた。最近10試合は2勝8敗と苦しい戦いが続いている。
 
 【セ・リーグ】

◇広島 8-2 DeNA(マツダスタジアム)
勝 ジョンソン(13勝6敗)
敗 井納(6勝10敗)
HR【広】松山8号、安部6号【D】筒香37号

◇巨人 5-2 ヤクルト(福井)
勝 菅野(8勝6敗)
敗 杉浦(2勝2敗)
S 澤村(4勝3敗34セーブ)

◇中日 9-3 阪神(ナゴヤドーム)
勝 バルデス(6勝5敗)
敗 藤浪(6勝10敗)
HR【中】杉山3号【神】原口

【パ・リーグ】

◇西武 3-6 ソフトバンク(西武プリンス)
勝 武田(12勝6敗)
敗 岸(7勝7敗)
S サファテ(0勝6敗38セーブ)
HR【ソ】長谷川8号

◇日本ハム 2-9 楽天(東京ドーム)
勝 菊池(1勝0敗)
敗 バース(6勝8敗)
HR【日】近藤2号、中田20号【楽】島内6、7号

◇ロッテ 4-6 オリックス(QVCマリン)
勝 西(8勝11敗)
敗 スタンリッジ(6勝8敗)
S 平野(3勝4敗24セーブ)
HR【ロ】デスパイネ24号【オ】T-岡田18号、吉田正4号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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