名投手たちがズラリ ハードル高い5年連続2桁勝利、パ・リーグの達成者は?
ハードル高い5年連続2桁勝利、計り知れない貢献度
8選手のうち6選手が通算100勝以上を挙げており、残る黒木氏と攝津投手も76勝を挙げている。金村曉氏(当時北海道日本ハム)や斉藤和巳氏(当時福岡ソフトバンク)などが4年連続2桁勝利を記録しているが、惜しくも5年連続はならず。それほど5年連続2桁勝利はハードルが高いものだ。
また、これらの8選手は在籍期間中にいずれもチームが日本一となっている。2桁勝利を何年も続けて達成することによるチームへの貢献度は計り知れず。2桁勝利が毎年計算できる投手がいることで先発陣に軸ができ、首脳陣にとってチームを構成する上でこんなにもありがたい存在はないだろう。
今年はすでに楽天・則本投手が4年連続、千葉ロッテ・石川投手が3年連続2桁勝利を達成した。やはり先発投手たるもの、毎年のように安定して2桁勝利を達成してこそ箔がつく。シーズン終盤を迎え、順位争いも気になるところだが、新たな「複数年連続2桁勝利到達者」の誕生に期待し、選手個人の成績にも注視していきたい。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
【了】
「パ・リーグ インサイト」編集部 松下雄馬●文