イチロー・マーリンズ、大失速もPO進出諦めない 指揮官「まだ魔法起こせる」

イチローマルチ&勝ち越し二塁打も…マーリンズ逆転サヨナラ負けで3連敗

 イチロー外野手が所属するマーリンズが4日(日本時間5日)の敵地インディアンス戦で痛恨のサヨナラ負けを喫した。3-3の同点で迎えた9回にイチローの適時二塁打などで2点を勝ち越しながら、その裏にロドニーが炎上。5-6の逆転サヨナラ負けを喫した。これで3連敗。ナ・リーグ東地区3位につけるチームはついに借金生活に突入し、この日ナショナルズに勝利した同地区2位のメッツとゲーム差3に開いた。それでもマッティングリー監督はプレーオフ進出に向けて不屈の闘志を見せている。地元紙「マイアミ・ヘラルド」がレポートしている。

 この日、「1番・右翼」で先発したイチローは1点リードで迎えた7回1死一塁で右前安打をマークし、プラドの適時打へとつなげると、同点の9回無死二塁ではリーグ屈指の救援左腕ミラーから右翼へのタイムリー二塁打を記録。その後、5点目のホームも踏み、貴重な追加点をもたらした。

 地元マイアミで試合を中継した「FOXスポーツ・フロリダ」では解説の元阪神、エドゥアルド・ペレス氏もその打撃を称賛。「イチローが不屈の精神を見せました。2ストライクから外角のボールでしたが、集中していました。そして、大事なことはマーリンズがオテロ、ショー、ミラーというブルペンのタフガイ3人から得点を奪ったことです」と称えた。

 しかしイチローをはじめとする打撃陣の奮起は水泡に帰す。その裏、マウンドに上がったロドニーが2安打3四球で3失点。最後はチゼンホールにサヨナラ打を浴びて、まさかの逆転負けを喫した。

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