イチロー・マーリンズ、大失速もPO進出諦めない 指揮官「まだ魔法起こせる」

地元紙「彼らは死んでいない」、その理由は…

 マイアミ・ヘラルド紙はこの試合展開を「ひどい試合だった」とバッサリ切り捨てる一方、「だが、彼らは死んではいない」とレポートした。

 その理由として同紙はワイルドカードを争うライバル球団が思うように白星を積み重ねられていない状況を挙げている。8月以降、マーリンズが11勝21敗と失速する一方、カージナルスが15勝15敗、ジャイアンツが12勝19敗、パイレーツが15勝16敗、ロッキーズが13勝18敗と低迷したことをレポート。これを受け、マッティングリー監督も「10日前、どのチームが好調になるかという話をしていた。そしてどこもそうなってはいない」、「どこも冷えたと言えるね」と語ったという。

 現在、ナ・リーグのワイルドカード争いはジャイアンツが首位に立ち、プレーオフ進出圏となる2位カージナルスをゲーム差1でメッツ、3.5差でパイレーツ、4差でマーリンズ、6.5差でロッキーズが追う展開。まだ逆転進出の可能性は残されている。

 記事の中で指揮官も「まだ魔法を起こせる余地はある」と語り、「後ろ向きになることはない。ここから好調になったり何かを巻き起こす可能性があるということは分かっているのだから」と前向きな姿勢を見せている。

 主砲スタントンが離脱するなど負傷者に苦しめられ、投手陣も踏ん張れない状況が続いているマーリンズ。この逆境から再び巻き返すことができるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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