12勝目・田中将大に地元ファンがスタンディングオベーションした理由

7回途中2失点で12勝目を飾ったエース、チームはWC5位でPO進出に望みつなぐ

 ヤンキース田中将大投手が5日(日本時間6日)、本拠地でのブルージェイズ戦に登板し、今季12勝目(4敗)を挙げた。3四球を与えるなど制球に苦しんだが、6回1/3を投げて7安打4奪三振3四球2失点(自責2)で白星。2連勝したチームは、ワイルドカード(WC)争いで2位に3.5ゲーム差の5位を守った。試合後、田中自身は投球内容に納得がいかない様子だったが、地元ニューヨークのファンは降板時にスタンディングオベーションで見送る場面も。その様子を地元紙「ジャーナル・ニュース」電子版が伝えている。

 今季28試合目の先発だったこの日。田中は初回に先頭からの2連打で、いきなり1点を失った。記事内でもジラルディ監督が「序盤はスライダーがよくなかった。だから予定以上にスプリットに頼らざるを得なかったのだろう」と話しているように、苦しい立ち上がりとなったが、味方打線がすぐ逆転に成功。3回と4回にも追加点を挙げ、マウンド上の田中を援護した。

 2回以降、なんとかスコアボードに「0」を並べた田中は、7回先頭カレラに四球を与えた後、1死を奪ったところで降板。この時、地元ファンからスタンディングオベーションが沸き、田中は帽子のつばに手を当てて返礼をした。「決して圧倒的な出来ではなかったし、おそらく本人はいい登板ですらなかったと言うだろう」と記事でも触れているが、それでもチームは5-3で勝利。シーズン途中で若手中心の起用に切り替えたにもかかわらず、ワイルドカード争いの中にとどまっている現状について、ファンは田中のおかげと捉えているようで、それがスタンディングオベーションにもつながっているようだ。

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