イチロー代打で今季初本塁打! メジャー初代打弾で日米通じ24年連続本塁打
24年連続は谷繁(26年)、野村(25年)に次ぐ日本人歴代単独3位
マーリンズのイチロー外野手が6日(日本時間7日)、本拠地でのフィリーズ戦で8回に代打出場し、16年連続となる今季1号2ランを放った。メジャー初の代打ホームランでメジャー通算3019安打となり、歴代26位ラファエル・パルメイロの3020安打まで「1」と迫った。試合は3-4で敗れた。
10試合ぶりにスタメンを外れたこの日。3点を追う8回無死一塁で代打出場したイチローは、カウント2-1から4球目スプリットを振り抜いた。高く弧を描いた打球は、ライト席にあるブルペンへ飛び込む今季1号2ラン。1点差に詰め寄るアーチに、ベンチではチームメイトが大喜び。球場ではスタンディングオベーションが巻き起こった。
メジャー16年目にして飛び出した初の代打ホームランで、オリックス時代のプロ2年目1993年から日米を通じて24年連続本塁打をマーク。日本人選手としては、張本功と門田博光の23年を抜き、谷繁元信(26年)、野村克也(25年)に次ぐ歴代単独3位となった。
イチローの一発で1点差に詰め寄ったマーリンズは、9回にサヨナラのチャンスを迎えた。代打から右翼の守備に就いたイチローは、9回1死一、二塁で再び打席へ。逆転サヨナラの絶好機だったが、レフトフライに倒れた。チームは3-4で敗れた。
今季は日米通算安打数でピート・ローズのメジャー最多安打数を超えたり、メジャー通算3000安打の金字塔に到達したり、偉業連発のイチローだが、また新たな伝説を生み出した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count