連敗中のマ軍で存在感、イチロー代打1号2ランに監督「本当に大きな本塁打」

3試合連続打点、「イチのホームランは確実に流れを取り戻した」

 マーリンズのイチロー外野手が6日(日本時間7日)の本拠地フィリーズ戦で今季1号本塁打を放った。メジャー16年連続、オリックス時代からは24年連続となる本塁打に、ドン・マッティングリー監督も賛辞を贈っている。球団の公式サイトが「イチローが通算3019安打に到達、初の代打本塁打」の見出しでレポートしている。

 この日ベンチスタートとなったイチローは3点を追う8回無死一塁の場面で代打で登場。右腕ネリスの4球目を捉えると打球は右翼席へと吸い込まれた。昨年4月29日のメッツ戦以来となる一発。マーリンズはこれで1点差に迫った。

 チームは結果的に1点及ばずに3-4で敗戦。5連敗を喫したが、試合後、マッティングリー監督は「イチのホームランは確実に流れを取り戻した」、「(試合を)つなぎ止めてくれた。だから本当に大きなホームランだった」とベテランが代打で見せた一振りを称賛したという。

 記事では推定飛距離が369フィート(約112.47メートル)、打球初速が97マイル(約156キロ)だったこともレポートしている。

 これでメジャー通算3019安打とし、歴代26位ラファエル・パルメイロの3020安打まで「1」と迫ったイチロー。現在、3試合連続打点も記録しており、42歳のベテランは黒星が続くチームの中で存在感を放っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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