【女子野球W杯】マドンナジャパン、SR初戦も快勝で4連勝 エース里→高校生・清水がリレー
ベネズエラに快勝でW杯17連勝、打線は六角&小島の2打点などで7点奪取
野球女子日本代表「マドンナジャパン」は7日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)のスーパーラウンド(SR)初戦でベネズエラと対戦し、7-2で快勝した。打線は六角の2本のタイムリー、小島の2点タイムリーなどで7点を奪取。投げては今大会2試合目の登板となったエースの里が6回途中4安打2失点、2番手の高校生・清水は1回1/3を無安打無失点に抑えた。5連覇へ向けてスーパーラウンドも白星発進となり、開幕4連勝でW杯は2012年から17連勝となった。
日本は初回、1死から2四球で一、二塁とするも、川端、寺部はともに右飛で無得点に終わる。その裏、エース里は先頭打者に死球を与えるも、二盗を狙った走者を捕手の船越が刺し、チャンスを作らせない。
すると、2回に待望の先制点が生まれる。1死から田口が四球で出塁し、続く船越の投前バントを相手先発カソルラが一塁へ送球ミス。一、二塁となり、続く小島は三ゴロに倒れたものの、六角はレフト前にポトリと落ちるヒット。この試合初めてのヒットがタイムリーとなり、日本に1点が入った。
さらに、3回は1死から川端が相手二塁手のエラーで出塁。相手投手の牽制が逸れて川端が一気に三塁まで進むと、寺部がスクイズを決めて2点目をもぎ取った。3回には2死三塁から六角が2打席連続のタイムリー。リードを3点に広げた。
5回には金の押し出し四球で1点を加えると、相手の暴投でさらに1点を追加。2死二、三塁からは小島の左中間への2点タイムリーツーベースが飛び出し、この回一挙4点を奪った。
しかし、4回まで1安打ピッチングを続けていた里が5回に捕まる。先頭から2連打で無死二、三塁のピンチ。続く打者は遊ゴロに仕留めたが、ヒメネスにはライト前に運ばれて1点を返される。さらに、続く遊ゴロの間に2点目を失い、5点差とされた。
6回は2者を簡単に仕留めた里だったが、ここで高校生の清水が登板。続く打者を遊ゴロに仕留めて、3者凡退に抑える。清水は7回も無失点に抑え、日本が7-2で勝利。スーパーラウンドも白星発進となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count