戦列復帰の上原浩治、1か月半ぶり登板で快投 1回無安打2Kに抑え勝利に貢献

右胸筋負傷から復帰後初登板、137キロの直球で空振り三振奪う

 レッドソックスの上原浩治投手が7日(日本時間8日)、敵地パドレス戦で約2か月ぶりに登板し、1回無安打2奪三振と完璧な投球を見せた。レッドソックスは7-2で勝利している。

 上原は4点リードの8回、先発プライスの後を継いで復帰マウンドに上がった。まずは先頭のジェイを追い込んでから77マイル(約124キロ)のスプリットで空振り三振。続くウォレスも2球で追い込み、高めへの85マイル(約137キロ)の直球で空振り三振に仕留めた。そして、最後もマイヤーズをキレのあるスプリットなどで追い込み、85マイルの直球で左飛。13球で3者凡退に仕留めた。

 9回にも1点を加えたレッドソックスは、9回をジーグラー、守護神キンブレルの2人で無失点に抑え、7-2で勝利。7回2失点のエース左腕プライスが15勝目を挙げた。

 上原は7月19日のジャイアンツ戦で異常を訴えて途中降板。右胸筋を痛めて長期離脱していたが、今月5日(同6日)に故障者リスト(DL)から復帰していた。

 約1か月ぶりのメジャーマウンドに上がったセットアッパーは、完璧な投球で復活をアピール。この日は13球を投げてストライクは11球と持ち味の制球力は抜群で、防御率は4.38となった。優勝争いを繰り広げるレッドソックスに頼もしい男が帰ってきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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