守護神・増井が先発転向で4連勝&日ハムを首位導く投球「自信ついてきた」

先発転向で躍進、7回10K1失点と好投

 日本ハムの増井浩俊投手が9日の楽天戦(コボスタ宮城)で7回7安打10奪三振1失点と力投。自身4連勝となる7勝目をつかみ、首位奪取の立役者となった。

 毎回のように走者を背負う苦しい投球だった。初回は1死一、二塁としたが、ウィーラーを遊飛、ペゲーロを見逃し三振に。4点リードの2回にペレスに左越えソロを浴びたが、粘り強い投球は変わらない。3者凡退は5回だけだったが、7回10奪三振、7安打1失点。ヒーローインタビューで、「今日は本当に毎回のように走者を背負って苦しい投球でしたが、野手も援護してくれた。中盤から変化球が決まって、空振りが取れたので。良かったです」と振り返った。

 昨季リーグ2位の39セーブをマーク。絶対的な守護神だったが、8月から抑えから先発転向。8月11日の西武戦(札幌D)では7回2失点で黒星となったが、その試合から5試合連続のクオリティースタート(6回以上を自責3以内)と安定感が光る。「最初は自信がなかったんですけど、だんだん自信がついてきました」と表情を緩めた。

 打線は初回に一挙4得点。7回に大谷の適時打、9回に中田の24号3ランでダメ押した。ソフトバンクが敗れ、首位浮上し、増井は「僕らは優勝しか見てない。優勝を目指して頑張っていきたいと思います」と締めくくった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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