先発転向でエース級活躍 栗山監督が守護神・増井に見た先発の「資質」とは

守護神の先発転向がズバリ的中、指揮官が異例の決断に踏み切った理由とは

 日本ハムの増井浩俊投手が9日の楽天戦(コボスタ宮城)で7回7安打10奪三振1失点と力投。自身4連勝となる7勝目をつかんだ。

 昨季リーグ2位で球団タイ記録の39セーブをマーク。チームの絶対的守護神だったが、今季はシーズン序盤から不振。救援では21試合登板し、3勝2敗10セーブ、防御率6.30。6月19日の中日戦(ナゴヤドーム)では3点リードの9回に0回2/3で2安打2失点し、翌20日に今季2度目の登録抹消となっていた。

 再調整中の7月9日に鎌ヶ谷から札幌ドームへ呼び出され、栗山英樹監督から「優勝するためには先発を揃えることが大切。その準備をしてもらう」と告げられて先発へ転向。1軍での先発は2010年以来だったが、転向後は6試合登板、4勝1敗、防御率1.02。抜群の安定感が光る。

 栗山監督はシーズン途中に異例の転向させた理由は何か。球速は先発転向後も150キロ台をコンスタントに投げるが、それ以上にこんな理由があったという。

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