先発転向でエース級活躍 栗山監督が守護神・増井に見た先発の「資質」とは
栗山監督が見抜いていた「資質」とは…
「球速が落ちないのは最初から分かっていたこと。増井はピンチを背負った時の対処の仕方がうまいよね。ここ一番でランナーを背負った時の投げ方を知っている。先発したら『1点ぐらいあげてもいいや』と思っているかもしれないけど、全力投球で『えいやぁ!』と投げない。
球が強いけど、ランナーを置いた時の冷静さやピンチでの経験が豊富にある。出来ることを精いっぱいやってくれている。だから、先発ローテーションの軸になる資質があると思っていた」
チームを首位へ導いた9日は投球した7イニング中3者凡退は5回だけ。それ以外の回は全て走者を背負う苦しい投球だったが、1失点と試合を作った。
今やエース級の投球を見せる増井。ホークスとの優勝争いは今後も続くが、12年以来4年ぶりのリーグ制覇に向け、大きな原動力となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count